劇団印象-indian elephant- 第24回公演「瘋癲老人日記」

2019.10.1

強ク、美シイ女ニ、踏マレテ死ニタイ。
「瘋癲老人日記」は、谷崎潤一郎の最晩年の傑作。《老人の生と性》を主題に、谷崎のユーモアが最も発揮された作品だ。77歳の督介が、息子の嫁“颯子”の“足”に異常な執着を見せながら魅かれていく。その姿は、もの悲しくも見え、滑稽にも見える。いくつもの顔を持つ、ヒロインの“颯子”も魅惑的だ。脚の美しい元踊り子、男を支配する悪女、慈愛に満ちた菩薩、そして、記憶の中の母親をも感じさせる。死へ向かうひとりの老人の、人生最後の狂恋の物語。

公演日程

2019年10月2日(水)~6日(日)
10月2日(水)19:30★
10月3日(木)19:30★
10月4日(金)14:00/19:30
10月5日(土)14:00/18:00★
10月6日(日)13:00★/17:00
受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前。
上演時間:90分
​★終演後アフタートーク実施

★アフタートークゲスト
10月2日(水)19:30の回 ゲスト:坂本葵氏(小説家、「食魔 谷崎潤一郎」著者)
「女性をどう描く?谷崎文学ヒロインの複数の顔とは?」

10月3日(木)19:30の回 ゲスト:鈴木裕美氏(演出家)
「小説をどう舞台化する?原作と俳優の魅力を引き出す演出とは?」​

10月5日(土)18:00の回 ゲスト:岡野宏文氏(ライター、編集者、「百年の誤読」著者)
「岡野宏文が、劇団印象版「瘋癲老人日記」の誤読を斬る!」

10月6日(日)13:00の回 ゲスト:金原瑞人氏(翻訳家、法政大学教授)
「オリジナルをどうアレンジする?時代に合わせた新翻訳・新解釈とは?」

会場

下北沢・駅前劇場
(〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3階)

キャスト

近童 弐吉
落合 咲野香
杉林 志保(劇団印象-indian elephant-)
松田 珠希
宮山 知衣
山村 茉梨乃(劇団印象-indian elephant-)
吉岡 あきこ
岡田 篤弥

チケット

​(全席自由)
【前売】一般 3,500円  U25 3,000円
【当日】一般 4,000円  U25 3,500円
【初日割】一般 3,000円(10/2(水)19:30の回のみ)
【早割】3,000円(一般・U25共)(〜8/31ご予約分まで)

*U25は、25歳以下。​(当日要証明書)
*当日券は各料金500円UP。
*未就学児入場不可。

スタッフ 他

原作:谷崎潤一郎

構成・演出:鈴木アツト
舞台美術・小道具:西宮紀子
舞台監督:中野雄斗(ステージワークURAK)
照明:篠木一吉((有)創光房)
音響:斎藤裕喜(Québec)
衣裳:西原梨恵
振付:山村茉梨乃
絵:大野舞”denali”
宣伝美術:沼上純也(イヰマ)
舞台写真:菅原康太
音楽・制作:村上理恵

協力:テアトル・エコー放送映画部、TENCARAT Plume
助成:芸術文化振興基金
企画・主催:特定非営利活動法人 劇団印象-indian elephant-