第34回公演『ベルト・モリゾ(仮)』出演者コメント

2026.5.18

2026年11月に吉祥寺シアターにて上演する、第34回公演『ベルト・モリゾ(仮)』の出演者が、決定しました。

出演:佐乃美千子、斉藤淳、川田希、岩崎正寛、早海亜衣理、ひのあらた、名越志保

以上の7名です。

出演者のコメントは下記の通りです。

佐乃美千子(ベルト・モリゾ役)コメント
私が劇団印象にお誘いを頂いたとき、最初にテーブルに置かれたのがこの「ベルト・モリゾ」の企画書でした。この企画を目にしたその時から、彼女の絵に広がる光の優しさや人物に見える愛情に強く心惹かれました。女性が自由に創作することが難しかった時代に、自分らしい「まなざし」を貫いたベルト・モリゾの静かな情熱を、頼もしい座組の先輩方に手を引かれながら観客の皆様にお届けできたらと思います。

斉藤淳(ウジェーヌ・マネ役)コメント
この度初めて劇団印象さんに参加させて頂きます。脚本、演出の鈴木アツトさん、素敵な共演者の皆様とご一緒出来ます事、大変嬉しく光栄に感じています。演じさせて頂くのは、ウジェーヌ・マネ。画家ベルト・モリゾの夫であり、あのエドゥアール・マネの弟です。天才の兄を持ち、兄のモデルから画家として自立していくモリゾを支え続けた彼は、どんな事を感じ、どんな世界を見ていたのでしょう。ウジェーヌと向き合う稽古期間が、今から楽しみでたまりません。ベルト・モリゾと彼女を取り巻く人々の生き様を通して、観客の皆様に「今を生きて行くチカラ」を届けられるよう、全力を尽くします。ご来場心よりお待ちしております!

川田希(エドマ・ポンティヨン役)コメント
ベルト・モリゾの姉、エドマ・ポンティヨン役を演じます、川田希です。エドマは、ベルトと共に絵画に情熱を注ぎながらも、やがて筆を置き、妻として母として生きる道を選びます。そして、画家の道を貫くベルトを支え続けました。エドマは、ベルトをどんな想いで見つめ続けたのでしょうか。姉妹だからこその繊細な距離感や、言葉にならない感情を丁寧に立ち上げられたらと思っています。劇団印象さんに参加できることを、とても嬉しく思っています。皆さまに豊かな時間をお届けできるよう、誠実に作品と向き合ってまいります。

岩崎正寛(エドゥアール・マネ役)コメント
「マネ?モネ?どっち?紛らわしいね(笑)」という程度の美術知識しかない私ですが、散歩がてらに大小問わず美術館や博物館に足を向けることがよくあります。それこそこのお話を頂く少し前にぶらりと寄った国立西洋美術館で、一番長い時間見つめていたのがマネの描いた『ブラン氏の肖像』でありました。そして、彼が生涯を閉じた年齢で私はこのコメントを書いている(上演時は一つ追い越している予定)。こういう気付きや出会いのタイミングが、きっと彼を演じる「何か」を与えてくれるんじゃないかと…。この作品がご覧になる皆様にとっても何かの出会いの瞬間になりますように。

早海亜衣理(ヴィクトリーヌ・ムーラン役)コメント
今回初めて劇団印象さんに参加させていただきます、早海亜衣理です。私が演じるヴィクトリーヌ・ムーランは、エドゥアール・マネの代表作「オランピア」のモデルとして知られる一方、自身も画家として生きた人物です。女性が自由に表現し、自立して生きていくことが今以上に難しかった時代において、それでも自らの意志で道を切り拓こうとした彼女の強さやしなやかさに、大きな魅力と憧れを感じました。その内面に丁寧に寄り添いながら、彼女が見ていた景色や抱えていた想いを、今を生きる皆さまにも届けられるよう、誠実に表現していきたいと思います。

ひのあらた(シャルル=アリックス・デュボスク役)コメント
女性印象派の先駆者ベルト・モリゾの素顔が、この評伝劇でどう描き出されるのか胸が高鳴ります。私が演じるのは「モデルの長老」と称されたシャルル=アリックス・デュボスク。7歳から70年以上も現役を貫いた伝説のモデルです。不器用ながら役者道を40数年歩んできた私にとって、彼と重なるのは、己の生業に一度も飽きることなく今も興味津々だという点です。彼の誇り高いプロ意識に敬意を払い、限られたシーンの中に心を込めて、その人生を精一杯生きたいと思います。

名越志保(コルネリ・モリゾ役)コメント
ベルト・モリゾの絵を見ると、柔らかく美しい色あいに引き込まれます。このような作品を描いた人物が、どんな天井を打ち破ろうとしたのか、アツトさんの戯曲が出来上がるのが楽しみで仕方ありません。私は母コルネリを演じます。ベルトの絵にも、たっぷりと落ち着いた雰囲気の母親が描かれています。ベルトの身近にいた個性的な人々が紡ぐ物語に真摯に向き合い、楽しく深い作品をお届けできるよう心して…。劇団印象さんに、はじめて出演させていただきます。どうぞよろしくお願いします。