劇団印象-indian elephant-とは?
“印象”と書いて“いんぞう”と読む、劇団印象-indian elephant-は、劇作家・演出家の鈴木アツトを中心に2003年に設立。2014年に法人化(特定非営利活動法人)。2017年より、児童青少年演劇の創作を開始。2018年、りっかりっかフェスティバル、鳥の演劇祭に参加する等、TYA(若い観客のための演劇)の分野でも活動中。2020年~2022年、「国家と芸術家シリーズ」と題し、『エーリヒ・ケストナー』、『藤田嗣治』、『ジョージ・オーウェル』、『カレル・チャペック』を取り上げ、ナショナリズムと芸術家の関係を描いた評伝劇の四部作を上演。他に、韓国・密陽夏公演芸術祝祭、居昌国際演劇祭、D.Festa(大学路小劇場祝祭)やタイ・Bangkok Theatre Festivalへの参加等、海外での活動も多い。
活動歴
2024年 | ・『ジョージ・オーウェル〜沈黙の声~』韓日演劇交流協議会・現代日本戯曲朗読公演に選出、ソウル・明洞芸術劇場で上演 |
2023年 | 第30回公演『犬と独裁者』(会場:下北沢・駅前劇場) ・『犬と独裁者』而立書房より出版 ・『犬と独裁者』令和5年度北海道戯曲賞 優秀賞受賞 |
2022年 | 第29回公演『カレル・チャペック~水の足音~』(会場:東京芸術劇場シアターウエスト) ・『カレル・チャペック~水の足音~』令和4年度北海道戯曲賞 最終候補 第28回公演『ジョージ・オーウェル〜沈黙の声~』(会場:下北沢・駅前劇場) |
2021年 | 第27回公演『藤田嗣治~白い暗闇~』(会場:下北沢・小劇場B1) ・『藤田嗣治~白い暗闇~』令和3年度北海道戯曲賞 最終候補 |
2020年 | 第26回公演『エーリヒ・ケストナー~消された名前~』(会場:下北沢・駅前劇場) ・『エーリヒ・ケストナー~消された名前~』第27回劇作家協会新人戯曲賞 最終候補 |
2019年 | 第25回公演『メリークリスマス・ハッピーバースデー』(会場:東中野・RAFT) 第24回公演『瘋癲老人日記』(会場:下北沢・小劇場B1) リーディング公演『3度の飯より君が好き』(会場:西調布・浮ク基地) ・『3度の飯より君が好き』第7回せんだい短編戯曲賞 最終候補 |
2018年 | 第23回公演『ヴィテブスクの空飛ぶ恋人たち』(会場:下北沢・シアター711) |
2017年 | リーディング公演『ヴィテブスクの空飛ぶ恋人たち』(会場:仙台・アリョンカ) 第22回公演『子ゾウのポボンとお月さま』(会場:東中野・RAFT) |
2016年 | リーディング公演『グローバル・ベイビー・ファクトリー』(国際交流基金・Yellow Earth・StoneCrabs主催/ロンドン・RADA(Royal Academy of Dramatic Arts)) リーディング公演『The Bite』(英訳版『青鬼』)※Typhoonに選出(ロンドン・Rich Mix) |
2015年 | 第21回公演『グローバル・ベイビー・ファクトリー2』(会場:調布市せんがわ劇場) 番外公演『鍵っ子きいちゃん』(会場:RAFT) |
2014年 | 第20回公演『匂衣〜The blind and the dog〜』 (会場:下北沢・シアター711/バンコク) 第19回公演『グローバル・ベイビー・ファクトリー』(会場:調布市せんがわ劇場) |
2013年 | 第18回公演『値札のない戦争』(会場:こまばアゴラ劇場/BeSeTo演劇祭参加) ・『青鬼』若手演出家コンクール2012優秀賞・観客賞受賞。 ・FFAC創作コンペティション『一つの戯曲からの創作をとおして語ろう!』vol.4 観客賞受賞。 |
2012年 | 第17回公演『青鬼(あおおに)』 ・『グローバル・ベイビー・ファクトリー』第18回劇作家協会新人戯曲賞 最終候補 |
2011年 | 第16回公演『妻月(さいげつ)』(会場:新宿・タイニイアリス) 第15回公演『人涙(じんるい)』(会場:新宿・タイニイアリス) |
2010年 | 番外公演『『空白(そらしろ)』(会場:新宿・タイニイアリス) 第14回公演『霞葬(かすみそう)』(会場:吉祥寺シアター) 第13回公演『匂衣(におい)』(会場:下北沢・シアター711) ・『匂衣』第10回AAF戯曲賞 最終候補 |
2009年 | 第12回公演『父産』(会場:吉祥寺シアター)*再演 第11回公演『青鬼』(会場:横浜・相鉄本多劇場)*再演 ・『青鬼』横浜SAACアワード2009年度佳作賞受賞、AAF戯曲賞最終候補 |
2008年 | 第10回公演『枕闇(まくらやみ)』(会場:新宿・タイニイアリス) 番外公演『『空白(そらしろ)』(会場:新宿・タイニイアリス) |
2007年 | 第9回公演『青鬼(あおおに)』(会場:新宿・タイニイアリス) 第8回公演『父産(とうさん)』(会場:新宿・タイニイアリス) |
2006年 | 第7回公演『愛撃(あいうち)』(会場:新宿・タイニイアリス) 第6回公演『友霊(ゆうれい)』(会場:新宿・タイニイアリス) |
2005年 | 第5回公演『望遠(ぼうえん)』(会場:横浜・相鉄本多劇場) 第4回公演『空白(そらしろ)』(会場:江古田・ストアハウス) 第3回公演『幸服(こうふく)』(会場:横浜・STスポット) |
2004年 | 番外公演『穴鍵(あなかぎ)』(会場:横浜・STスポット) 第2回公演『嘘月(うそつき)』(会場:横浜・STスポット) |
2003年 | 第1回公演『鴉姫(からすひめ)』(会場:横浜・STスポット) |
Profile
鈴木アツト
主宰/劇作家/演出家
東京都出身
ブログ:https://note.com/atsuto_suzuki
2015年国際交流基金アジアセンター アジアフェローとして、タイに2ヶ月滞在。また、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として英国・ロンドンに10ヶ月留学。2019年には、ポーランド・ベンジン市のドルマーナ劇場から招聘され、『Ciuf Ciuf!(チュフ・チュフ)』(作・演出)を滞在創作した。
主な活動・執筆歴
■劇団印象公演
第24回公演『瘋癲老人日記』(原作:谷崎潤一郎)他 30作品以上
■主な外部演出・執筆
・2024年1月 日本劇団協議会主催『みえないくに』 作・演出:鈴木アツト 会場:東京芸術劇場シアターイースト
・2024年2月5日(月)~2月9日(金)放送&配信
NHK FM青春アドベンチャー『影をなくした男』(全5回)
原作:シャミッソー 脚色:鈴木アツト
・2023年2月6日(月)~2月10日(金)放送&配信
NHK FM青春アドベンチャー『マクロプロスの処方箋』(全5回)
原作:カレル・チャペック 脚色:鈴木アツト
・2018年3月 日韓演劇交流センター「韓国現代戯曲ドラマリーディング エキストラエディション」にて、『クミの五月』(作:パク・ヒョソン)を演出 会場:シアタートラム
・2017年7月 国際演劇協会「戯曲『ハンナとハンナ』リーディング上演と難民をめぐるディスカッション」、『ハンナとハンナ』(作:ジョン・レタラック)演出 会場:想海樓ホール(政策研究大学院大学)
・2017年2月 調布布市せんがわ劇場 せんがわシアターvol.10「海外戯曲リーディング」にて、『神の絶望』(作:ニコン・セタン)演出 会場:調布市せんがわ劇場
・2013年12月 調布市せんがわ劇場「親と子のクリスマス・メルヘン」にて、『青い鳥』(原作:メーテルリンク)の脚色・共同演出 会場:調布市せんがわ劇場
・2013年2月 日韓演劇交流センター「韓国現代戯曲ドラマリーディングVol.6」にて、『海霧』(作:キム・ミンジョン)を演出 会場:シアタートラム
・2012年12月 国際演劇協会「紛争地域から生まれた演劇シリーズ4」にて、『Destination』(作:プラディット・プラサートーン)を演出 会場:東京芸術劇場・アトリエイースト
Web上で公開されている、鈴木アツトの戯曲はこちら。
・日本劇作家協会・戯曲デジタルアーカイブ・鈴木アツト
・虚空文庫・鈴木アツト